世界が認める和食の魅力

なぜ和食は世界一なのか

ユネスコ無形文化遺産に「和食」の食文化の登録が決定しました。日本では能楽、歌舞伎、京都祇園祭りの山鉾行事などに続き、和食は22件目の登録になります。

世界をみると、フランスの美食術やイタリアの地中海料理、メキシコの伝統料理、トルコの麦かゆ食=ケシケキが無形文化遺産に登録されているそうです。

世界が注目する和食の素晴らしさについては、『なぜ和食は世界一なのか』(朝日新書)にくわしく紹介されています。
和食と長寿食研究の第一人者である著書が、ウンチクを織り交ぜ、素材の良さを活かす調理方法、ダシ文化、発酵食品など、和食の知識と健康に導いてくれます。

日本人の和食離れを危惧する声もあるようですが、これをきっかけに日本の食文化が見直され、再び、注目を集めると良いですね。

本・コミック: なぜ和食は世界一なのか/永山久夫:オンライン書店Honya Club com

ホワイトアウト法案

原発ホワイトアウト

原発ホワイトアウト』の著者は現役キャリア官僚。
再稼働が着々と進む原発には、一方で国民が知らされていない致命的な欠陥があることを知り、その事実を知らせようと動き始めたものの、さまざまな妨害にあいました。著者は、国民に知らせる最後の手段として、この小説を書いたのだそうです。

さて、参議院強行採決をめぐって紛糾している秘密保護法案は、特に秘匿する必要があるものを漏えいした場合、罰則などを定める法案ですが、小説の内容が注目され、霞が関では著者は誰だと犯人捜しに躍起になっていると言われている『原発ホワイトアウト』は、偶然か必然かタイミングの良い一冊といえます。

秘密保護法案成立後、待ち受けているのは、いったいどんな世の中なのか。まったく先が見えず、まさにホワイトアウト

本・コミック: 原発ホワイトアウト/若杉冽:オンライン書店Honya Club com

ベストセラーにしたけりゃテレビでふくらはぎをもみなさい

長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさ

11月29日放送・TBS「中居正広の金曜日のスマたちへ」は、話題の大ヒット健康本『あべこべ体操』(主婦の友社)、『あきらめない腰痛』(太田出版)など3冊が本当に効くのかを検証するという内容の番組でした。

『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』では、タレントのエド・はるみさんとTBS駒田アナウンサーが、著者の槇孝子さんにふくらはぎもみの指導を受け、その効果を実感しました。

放送の反響はとても大きく、週明け、出版元アスコムには全国書店から注文の電話が殺到し、緊急重版を決定。現在、36万部の大ベストセラーとなりました。

アスコムは、パブリシティや新聞広告などでヒット商品を仕掛けるのがとてもうまい出版社。家族全員でふくらぎをもみながら年末年始を過ごす家庭が増えるのではと大いに期待されます。

本・コミック: 長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい/槇孝子鬼木豊:オンライン書店Honya Club com